2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

わたし、ああいうオバサン嫌いじゃないの

大石静のエッセイ集『ニッポンの横顔』。 空港で飛行機の荷物が出てくるのを待っていたら、 オバサンが自分たちを押しのけて前に立ち、他の仲間まで大声で呼んで割り込ませた。 憤然としていると、いっしょにいた同世代の女性がふっと笑い、 「わたし、ああ…

青空

そうそう、洗濯機。 その「音楽寺子屋」で、昭和初期の歌謡曲『青空』を 当時の音源で聞かせてもらったのだが、 ♪せまいながらも 楽しいわーがやー の名フレーズのでてくるこの歌の、 トメの言葉 ♪わぁたぁしぃのー あーおぉぞらー が、その昔、日立の洗濯機…

鈴なり

きのう新宿で見たトークイベント「音楽寺子屋」で、 70歳の、もと名音楽ディレクター白井氏が、 人だかりができていることを 人が鈴なりになって と言ってて。 あ、これが下北沢の劇場「ザ・スズナリ」の名の由来かと思う。 知ってはいたけど自分では一度…

「ステージに上げられなくてよかったね」

六本木で長期公演中のブルーマングループ。 パーカッションパフォーマンスも、 ダンスパフォーマンスも、 “ヒゲダンス系”大道芸パフォーマンスも素晴らしい。 が、会場の入りは5分の3くらいか? 帰り道でカップルが 「ステージに上げられなくてよかったね…

えーと、ふーん、全部食べたんだ

ようやく立川談春の「赤めだか」が近所の本屋に入荷した。 師匠・立川談志のもとで前座・二ツ目修行をしていたときの青春記。 “しごとあたま”の回復待ちに読み始めたら、あああ、止まらない。 談志の凄みと情愛が、ほんとによく伝わってくる。 師匠に空腹を…

おちないくん

完全版(4)にでてきた、四半世紀前流行ったサルの ぬいぐるみの名前。 今の今まで ただの いっぺんも話題にしなかったこと思い出さなかったことに驚く。 「なめ猫」までいかず、流行史に記載されない ギリギリの商品だったということか。 受験の験担ぎとかにも…

見かけより本当はちょっぴりやさしいんだぞォ---っ

『ろくでなしBLUES』完全版(4)。 ケンカ上等の茜に蹴られ、金的まで入れられるが“ダメ不良”の小兵二は手を出さない。 小兵二の友人が茜に叫ぶ。 兵ちゃんは女には手ェ出さねーんだよ! 弱いからじゃねーーー! 見かけより本当はちょっぴりやさしいんだぞォ---…

あいにくとボクも きれい事は大好きでして…

「はじめの一歩」総集編32集。 “義憤”にかられ、闘うメリットのない相手との対戦を望む一歩に、 マネージメントをしきる八木さんがついに理解を示す。 きれい事並べても もし負けたら 世界挑戦への計画も台無しですよ 今回は回避してもいい試合だとは思いま…

全員がデーブ・スペクター止まり

BRUTUS(080701)。 美術史家の山下裕二が、近年 筆描きにシフトした「バガボンド」の井上雄彦について、 はっきり言って、これほどの線が引ける日本画家は、 第二次大戦以降ひとりとして存在していません。 井上さんは存命の日本画家の誰よりも…

ですぞ

酒井順子が日本のほのかなエロについてあれこれ考える『ほのエロ記』。 ああ、たのしかった。 例えばスポーツ新聞のエロ記事に今も頻発する「ですぞ」についての考察。 (前略)そこにテレがあるからこその、変な語尾なのです。 そうかも! スポーツや芸能・…

土砂ダム 土砂崩れダム 震災ダム せきとめ湖   

地震関連のニュースで、 土砂により川がせき止められてできたダム/湖を、 朝日のウェブニュースで 土砂ダム テレ朝の夕方のニュースで 土砂崩れダム TBSの夕方のニュースで 震災ダム NHKで、先般の四川地震のときには せきとめ湖 と呼んでいた。 うー…

基本的にノワールと虐待ものには近づかない。

北上次郎と大森望の“書評漫才”『読むのが怖い!』。 基本的にノワールと虐待ものには近づかない。 人間の醜悪な欲望には直面したくないんだよ、俺。 など、書評家らしからぬ発言連発の北上が、 大森の薦めで20年前に書かれた大作『銀河英雄伝説』を読み、諸手…

海の近くのパスタ

ファミマに並んでた、映画「マジックアワー」タイアップのパスタの名前。 “近くの”の、“力の抜けた正確さ”。好きだ。 490円。コンビニパスタの価格としては まだ抵抗があるが、 ぐっときたので買いました。

ホンネーゼ タテマエーゼ

いま並んでる saita のメイン特集が、 “本音服”と“建前服”をそれぞれ提案する ホンネーゼ タテマエーゼ よしあしではなく、「○○○ーゼ」を使うタイミング、使い方とも、 saita らしい、と思う。 うーん。 おいらなら タテマエーゼ は タテマエーヌ かなあ。

なぎさボーイ 多恵子ガール

氷室冴子さんがなくなった。 彼女の作品といえば、 訃報で紹介されていた「なんて素敵にジャパネスク」「海がきこえる」よりも、 おいらが そらもう、ほんとうにほんとうに好きだったのが 「なぎさボーイ」と、同じ話を なぎさくんの彼女の立場から書いた「…

まんとくん

クリエイターズ会議・大和が、「せんとくん」に対抗して生み出した 平城遷都1300年祭キャラクター名が、 まんとくん せんとくん・まんとくん、と対にして親しんでもらう。気ではなく、 せん を 越える まん、に重きを置いた、 せんとくんへの対抗意識剥…

オーディエンス少なくないっスか?

おとといの「検定ジャポン」。 神保町古書街を訪れたDAIGOが、 古書街を見て気付くことはないかと問われ、答える。 全体にオーディエンス少なくないっスか わはははは。 自分の属する音楽世界の言葉で もっとも近いものを瞬時にさしだす、 その思い切り…