「ステージに上げられなくてよかったね」

六本木で長期公演中のブルーマングループ。
パーカッションパフォーマンスも、
ダンスパフォーマンスも、
“ヒゲダンス系”大道芸パフォーマンスも素晴らしい。
が、会場の入りは5分の3くらいか?


帰り道でカップルが


  「ステージに上げられなくてよかったね」


としゃべってたけど、そうなのだ。
とにかく、客席間を歩いて、目をつけ、
ステージに上がらせてあれさせの、これさせの、が、多く。
そのストレスがかなりのものなのだ。


ルーマンからの“しかけ”に、他者の目を気にせず絶叫し、
快感を覚えられる国民性ではないため、
そのストレスをおしてもう一回行こう、という
リピーターがなかなか増えないのではないか。


・ポンチョシートの客に、カッパの裾をひきさげろ袖を折り込めなど、
 “びっちゃびちゃになりまっせ”感たっぷりの脅しをしつつ、
 中央席の一部に しぶいただけ、の肩すかし。
・場内案内をしたり、しかけを取り除いたりする係の女性の、
 せっかくの非・日常感をだいなしにする、あまりの普段着すがた。


プログラムと気配り、プライス設定を考え直せば巻き返しは可能だろう。
もったいないぞー。