結論は、「めちゃイケ」を見るのをやめるということでした

「ロンドンハーツ」「アメト――ク!」プロデューサー、
加地倫三の「たくらむ技術」。
パクること、真似することを一番嫌っていた加地だが、
あるとき「君の編集方法は『めちゃイケ』の片岡飛鳥さんに似ている」と
指摘され、落ち込む。


   そして出した結論は、「めちゃイケ」を見るのをやめるということでした。
  似せないようにと意識しすぎるのもよくない。自分の感性と正直に
  向かいあうためでした。
   それから5年くらい経った頃、ようやく「めちゃイケ」を素直に見られる
  ようになりました。影響を受けないという自信がついたのだと思います。


うむっ。


こどもに見せたくない番組NO.1を独走する「ロンドンハーツ」について語って、


  もちろん、浮気ドッキリにひっかかったり、欠点をイジリ合ったりすれば、
  (出演した芸人の)多少好感度が下がることはあるかもしれません。でも、
  その分、「面白い」という方向の評価が上がるとか、女性ファンは減った
  けれども男性ファンは増えたとか、つまり多少ダメージを受けて、芸人と
  して大きな笑いを生み出せるように工夫をこらし、「出ていいことがなかった。
  損した」ということにならないような配慮をしています。


ノブコブ吉村、先般のドッキリではついに男を上げたしなあ。
「ロンハー」は、傷ついても傷ついてもたたかう者に光がさすことを
こどもたちに教えてくれる、むしろ積極的に見せるべき番組かも。
は、いいすぎにしても。
オリジナルな面白い番組をめざす高い志と、
それを実現するためにどれだけの知恵と熱量が注入されているかがわかるこの本は、
中学2年男子みんながよむといいともう。