贅沢煮

路地恋花(3)」にて、
京都の惣菜


  贅沢煮


を知る。その実態は、
贅沢とは名がついているが、


  贅沢煮は古いたくあん水につけて
  塩気抜いてもっかい炊いたもんやし


おお。
しなびかけたたくあんをこれ、なんとかおいしく食べられないかと工夫して、
食卓に並べるときに、その工夫についてなんか一言言いたい感じ、が
「贅沢」か。


検索。


「コン美味文化論」という
ブログには


  要するに、古くなった食べもんのリサイクル料理ですな。
  しかしそこは。
  家の中では始末(節約)するくせに、外に対しては「着倒れ」と
  言われるくらい着飾る見栄はりの京都人、口が裂けても
  本音は申しません。「ぜいたく煮」「大名煮」などと優雅な
  名前をつけ、いかにも“京都らしい”お惣菜として堂々と
  食してきました。


ウィキペディア「たくあんの煮物」の項には


  地域や家庭によって「たくあんの煮たの」、「たくあんの炊いたん」、
  「贅沢煮」(そのままでも食べられるのにわざわざ一手間をかける点が「贅沢」)、
  「ふるさと煮」、「大名煮(京都)」、「おもくじ(石川)」、
  「いりこぐ・いりごき(富山)」など様々な異称がある。


  そのままでも食べられるのにわざわざ一手間をかける点が「贅沢」


ああ、そうか、この感じこの感じ。
これを一言言い張りたいのだ。


京都人は「ふるさと煮」とは名づけんだろうの。



  たくあんの炊いたん
も、聞いたことあるなあ。
関西の特有のイントネーション&かわいこちゃんの声で聞きたいものよ。