2011-07-25 ここぞ御殿場夏ならば 「日本唱歌集」(岩波文庫1958)をめくる。 数々の文部省唱歌とともに、民製の唱歌も多数。 なかでも 汽笛一声新橋を はや我汽車は離れたり で始まる「鉄道唱歌(東海道編)」 全六十六番の完成度の高さにうなる。 ちゃあんと汽車にのって、 窓を飛び去る景色にわくわくしながら 書いているのが伝わってくる。 たとえば十五番の冒頭、 ここぞ御殿場夏ならば われも登山をこころみん んー。いいなあ。 作者は大和田建樹。