便飯
「近くて遠い中国語」(2007)。
ビローな話ですみません。
中国語で「ふだんの食事」ということを「家常便飯」といい、
略して「便飯」という。(中略)
ある日本人がちょっと便飯でもと誘われて友人の家にいった
ところ、(中略)ごちそうが準備されていた。おどろいた彼は
あわてて「これは『便飯』なんてものじゃない、ものすごい
ごちそうだから『大便飯』だよ!」と口走り、相手の中国人を
あわてさせてしまった。「大便飯」は、日本語で読んだ通りの
意味にしかならない。
だはー。
「大便飯」は存在しない言葉だけれど、最近の中国では「小便飯」
という言葉があるのだという。
(前略。悪い官僚が)民間業者と結託し、彼らに出させる各種の
「賛助金」や「協力金」を、「小便飯」と呼んでいたそうだ。
「家常便飯」よりもさらに軽い、「ちょっとしたおつまみ」という
程度の意味で造られた語彙(後略)
なのだろう、と。
大小とも、なんというか、むかしの少年院で行われたリンチの名前
みたいだ。