あたしはあと100年は生きますよ

おととい三鷹で「わが星」。
同じシーンの繰り返しの中ですこしずつズラしていくギャグがたのしい。
お茶の間のテレビが寿命なんじゃないのと祖母がいうと、
母「お義母さん寿命なんですか」(この発言がすでにおかしい)、
祖母「あたしじゃないですよ」、テレビテレビ。のあと、
なんでちょっと残念そうなの、に続けて曰く。
1回目。


  祖母「あたしはあと100年は生きますよ」
   父「まじかよ」


百歳までじゃなく“あと”100年だって。
2回目。


  祖母「あたしはあと百万年は生きますよ」
   父「まじかよ」


3回目。


  祖母「あたしはあと百万回生きますよ」
   父「猫かよ」


どっかーん。




「わが星」、さすが岸田國士賞受賞。
宇宙の歴史と一家族の歴史を
重ねたりずらしたりしながら、
ラップ調のリズミカルなセリフを交え、表現していく、
その演出がものそいカッコイイ。
(これじゃなんにも説明になってないのがもどかしいが、
 説明しようとすると大枚かかりそうなんだもの)
口ロロ(クチロロ)」のつくった音楽、
作業用ミュージックとして流してみたいなー、と今さら思う。
ああ、会場で売られてたサントラ、買ってくればいかった。