手の内を見せないというのは、
桜井章一「負けない技術」(2009)。
(前略)勝つためだけに身につけられた力は、
その人の持つ弱点を隠すためだけに存在しているといっていい。
気持ちのレベルで考えれば、手の内を見せないというのは、
その時点で自分の不利な点、弱点を意識しているということの
表れでもある。それは気持ちのうえで、すでに相手にどこか
負けているということだ。
うぐう。
それはそうかもしれないが、
超小物のおれがこの本の箴言を半分でも実行しようとしたら、
一週間後にのどが渇き、一か月で干からびてしまうのではないか。
“逆説の立て方”の参考書として置いておこう。
■戦争における勝利など、当事国間での勝敗があったとしても、
人類全体として考えると「負け」でしかない。
(「負けない技術」)