「里親」という言葉を動物に使うのは不適切。
『編集会議』8月号、「知っておきたい差別表現の落とし穴」。
「里親」という言葉を動物に使うのは不適切。「児童福祉法」第27条の
「里親」の定義では当然、犬や猫を対象としてはいない。
こういう表現を見るといつも、
法律の定義が、イコール、その言葉の正しい使い方じゃないぞ、と思う。
※※
と、思いつつ
ちょっと検索してみると、
「犬猫の里親募集」の文言を見て「俺は犬猫じゃない」と傷つく子供がいるから、
というのが、「犬猫」に「里親」を使わないでという市民団体の根っこの主張のようだ。
うーん。
デリケートな状態におかれ、そうした反応をする子もいたのだろう。
しかしなあ…。うーん…。
それは、
「捨て猫をもらってください」の張り紙を見て、「私は犬猫のように扱われたんだ…」と
傷ついてしまう子が どうしてもいるのと、割合は同じじゃないのかなあ。
犬猫の「里親」も、ひとの「里親」も、
ひとしく温かい気持に支えられた営みだし、あたたかい言葉だと思う。
いっしょにつかっていきましょうよ。