あれが夢ではなかった、ということを

月刊陸上競技」8月号。
男子4×100mリレーの五輪出場決定。
前回銅メダルをとったメンバーは大幅に若返り、ただひとり残る高平慎士が、
4年前のチームと比べてコメント。


  (北京の)あの不動のメンバーは特殊すぎて比べちゃいけない。
  (しかし)あれが夢ではなかった、ということを伝えていくのが
  僕の役目。


うん、うん。
あの4継の、チーム朝原の物語はあまりにも鮮烈だったものなあ。
しかし、またいつか爆発する日のために、物語を受け渡してゆく、
高平はまさにその大いなる任を定められた選手なのだろう。
ともあれ、
あの短距離走者とは思えないあのたたずまいのあの走りが、ふたたび、
オリンピックで見られることを、楽しもう。