「すぐ戻る」
「スクリーム」(1996)をビデオで。
「荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論」で、
いい意味でビザール(※猟奇)殺人鬼映画を集大成したような
映画です。
作品中で事件が起こると、「ホラー映画ならこういう場合、
次はこうなる」みたいに主人公たちが話して、その知識を
元に殺人鬼の裏をかこうとすると、さらにその裏をかかれてしまう。
(中略)とにかくこの手の作品を研究しつくして、「こんな
展開はダメだろう」みたいなところを、全部削ぎ落として作っている。
と評した通り、
話が転がりだした後の速さったら。
なんどか「うわっ」と声がでた。
あー、こうして“思わず”の声を出すことは、
やっぱりストレスの解放になるのだなと思う。
主人公たちが話していた“こういう話はこうなる”話で
ほおと思ったのは
(登場人物が)言ってはならない命とりのセリフ、
「すぐ戻る」だ。
あー、たしかに殺されてしまうフラグ、ぽい。
※
話の流れとはちょっと別のところで主人公たちのかよう
ハイスクールの校長がひどいめにあうのも、
「奇妙なホラー映画論」を読んだばかりの俺には
「なるほど!」でした。
※
「スクリーム」の主人公は、荒木飛呂彦に
ホラークイーン、すなわち、
ゾンビにも正面から向き合える能動的なヒロインを
演じられる女優
として最高だと絶賛されている、ネーブ・キャンベル。
かわいいし、アクションもできて戦える女性ということで、
大のお気に入りです。(中略)ネーブはかわいくまとまった
体形とか、あと唇がいいですね。
まさにまさに!!
※
検索すると、ことし「スクリーム4」が製作され
ネーブ・キャンベルも出演するという。
ネーブの最近の写真も見たのだけど、
スクリーム無印から15年たった彼女は、
なかなかの貫録がついていました。