「すぐ戻る」

「スクリーム」(1996)をビデオで。
荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論」で、


  いい意味でビザール(※猟奇)殺人鬼映画を集大成したような
  映画です。


  作品中で事件が起こると、「ホラー映画ならこういう場合、
  次はこうなる」みたいに主人公たちが話して、その知識を
  元に殺人鬼の裏をかこうとすると、さらにその裏をかかれてしまう。
  (中略)とにかくこの手の作品を研究しつくして、「こんな
  展開はダメだろう」みたいなところを、全部削ぎ落として作っている。


と評した通り、
話が転がりだした後の速さったら。
なんどか「うわっ」と声がでた。
あー、こうして“思わず”の声を出すことは、
やっぱりストレスの解放になるのだなと思う。
主人公たちが話していた“こういう話はこうなる”話で
ほおと思ったのは


  (登場人物が)言ってはならない命とりのセリフ、
  「すぐ戻る」だ。


あー、たしかに殺されてしまうフラグ、ぽい。



話の流れとはちょっと別のところで主人公たちのかよう
ハイスクールの校長がひどいめにあうのも、
「奇妙なホラー映画論」を読んだばかりの俺には
「なるほど!」でした。



「スクリーム」の主人公は、荒木飛呂彦
ホラークイーン、すなわち、


  ゾンビにも正面から向き合える能動的なヒロインを
  演じられる女優


として最高だと絶賛されている、ネーブ・キャンベル。


  かわいいし、アクションもできて戦える女性ということで、
  大のお気に入りです。(中略)ネーブはかわいくまとまった
  体形とか、あと唇がいいですね。


まさにまさに!!



検索すると、ことし「スクリーム4」が製作され
ネーブ・キャンベルも出演するという。
ネーブの最近の写真も見たのだけど、
スクリーム無印から15年たった彼女は、
なかなかの貫録がついていました。