それって、みんな知ってる人?

先週の週刊文春110714。宮藤官九郎のエッセイ。


  「宮藤官九郎のさあ」
  「それって、みんな知ってる人?」
  その人が何者で、どんな作品を作っているかより、
  みんなが知ってるか否かが気になる風潮。なんか
  怖ろしいです。


みんなが知ってるなら、みんなと話をあわせるために
まあ、聞いてもいいけどさ、な感じ。
個性をのばせ個性を大切にというのが
ずっと教育のお題目だったのに、なぜ、こんな風潮になってしまったのか。
こないだ読んだヤマシタトモコの「HER」に、
こんな一節があった。


  あたしが


  あたしたちが
  フツーじゃなきゃって
  思うのはたぶん


  フツーじゃない人にはなれないから
  特別な持ち物を持っていないから


…うぐむむう。