グーが出る確率は三五・〇%

部屋をかたづけてて出てきた、何年か前の日経の月イチ別刷り、の記事。
「じゃんけん必勝法!」は桜美林大学の芳沢教授の1万回を越える
じゃんけんのデータをもとにした、まさに必勝法。
法則一は「ひたすらパーを出せ」。そのわけは、


  実験ではグーが出る確率は三五・〇%。
  これに対しチョキは三一・七%、
  パーは三十三・三%だった。


ゆえに相手の出す確率の高いグーに勝つパーを出し続ければ勝率が上がると。


法則ニは「あいこになったら、その手に負ける手を出せ」。そのわけは、
同じ手が続く確率は二二・八%と三分の一どころか四分の一もない(!)。
つまり、同じ手は出ない可能性が高い。
なので、たとえばパーであいこになったら、次に出るのはグ―かチョキ。
ここでグーをだせば負ける確率はぐっと低くなるというわけだ。
なるほどねー。



むかし清水義範の「ジャンケン入門」を持ち歩いてて、
なぜかそれを知り合いのふつうのおばちゃんに見られ、


  「…いろんな本があるんだねぇ」


と言われたあれは、なんというか、「ヘンな本読んで」感が
ひしひしと伝わってきて恥ずかしかった。
いやこれはほんとのジャンケンの入門書とか解説書というわけではなく
ジャンケンをネタに書かれた小説で、とかいうのもアレだし、
その言外の辱めをあまんじて受けました。