セーラー服と機関銃

NHK「SONGS」の薬師丸ひろ子の回、来生たかおの回を録画で。
薬師丸ひろ子は「セーラー服と機関銃」を、
来生たかおも「夢の途中」を歌っていた。
40歳以上なら周く知っているとおり、
この「セーラー服と機関銃」と「夢の途中」はまったく同じ歌詞と曲。
歌詞の中には
「セーラー服」「機関銃」どころか、
高校生活の縁語や銃器やヤクザライフの縁語も出てこない。


セーラー服と機関銃」というタイトルは、
セーラー服と機関銃」という映画の主題歌なんですよ、
ということしか基本、表していないのだ。
すごいなあ。
で、これでしっかり成立していて、
きのう読んだ「武士道シックスティーン」でも


  今はそれより『セーラー服と機関銃』の出だしの方が、(以下略)
  

なんて使われ方をしている。
あのタイトルとあの歌詞は不可分のスタンダードナンバーとして、
たぶん若い読者にも通用してるのだ。
(あ、長澤まさみver.のセーラー服〜があったあとか、「武士道〜」が書かれたのは。
 → おお。長澤版セーラー服2006年、小説武士道2007年。でしたでした。)


もとい。
主題歌タイトルも「セーラー服〜」で、と
決めたのは角川春樹なんだろうなあ(完全推測)。
あのころの角川春樹のすさまじさったら。