天使のはね

  ♪ラララ ランドセルはー
   ててて てんしのはねー


あの、「天使のはね」って、ただなんとなーく
軽量化を実現しました、って意味だと思ってたのだけど
けさの日経の全15段広告をみてちょっと驚く。


  肩ベルトに“はね”を内蔵することにより、肩ベルトが起き上がり、
  背中への圧力が分散され重さを多くの面で支持することで局所的に
  大きな力がかからなくなり、肩や背中にかかる負担を低減。


軽量化、ではなく、軽く感じる工夫、だったのだ。
そのほかにも


  ひねって密着 ぴたっこⓇ
  ひねりと密着で軽く感じる ひねピタⓇ
  わん曲形状で軽く感じる 3D肩ベルトⓇ
  背骨まっすぐキープ せみねⓇ


と、マルアール、商標登録とりまくりの
新機能がぎっしり搭載。
もちろん「天使のはね」も商標登録済みだ。


この、軽く感じるランドセルを勧める理由として


  2011年度から“脱ゆとり教育”が始まり、
  教科書が重くなります


をしっかり目立つ位置にレイアウトして、ぬかりなし!!



しかし、わずか1学年ぶんのパイしかない商品に
CFうちまくり、15段広告もどつんとはたいしたものだ。
まあ、ランドセルは3〜5万円する高額商品だから、
ざっくり1学年100万人の1/3弱、
30万人が4万円の天使のはねを買ってくれたら
えーと、120億か。


※※
この ♪ラララ ランドセルはー の歌を
先般見たシティボーイズライブで、
斉木しげるが あるコントのオチで踊りまくっていて、笑った。
終演後のトークによると、
コントの流れとは無関係に斉木が「これやりたい」といったものらしい。
たしかに。
つい口ずさみ、ついマネしたくなる、
シンプルたのしい歌とフリよね。