あとの4つは枝葉としてすーっとまとまる

けさの日経。広岡達朗の「私の履歴書」。
野球評論家の仕事をはじめて間もないころに、
自信の原稿を新聞社の運動部長に見せたときのやりとり。


  (前略)部長は「この原稿にはポイントが5つある。
  そういったゲームだったんだね」という。そうだ、と
  答えると「ところで何がいちばん大切なんだね」。
  5つ全部というと「読者にとってポイントが5つもあると
  散漫になる。一つに絞って書き直しなさい」。
   私が考え込むと「これっという一番大事なものは何かと
  考えて、それについて一生懸命書きなさい。そうしたらあとの
  4つは枝葉としてすーっとまとまる。(後略)」。


あとの4つは枝葉としてすーっとまとまる。
ここが素敵。



お店で「おすすめは?」と聞いて、
全部です、と答えられると、いらっとします。
尋ねた客の年齢やらフンイキやらで、
絞れるでしょうが!


※※
■天空率=おもに建築設計において、天空の占める立体角投射率のことをいう。
 ある地点からどれだけ天空が見込まれるかを示し、100%が「全方向に天空を望む」状態、
 0%が「天空がすべて塞がれた状態」である。 (ウィキペディア