羊羹

美の壺」の和菓子編をめくっていて、羊羹の来歴を知る。


  羊羹の「羹」はあつもの、つまり汁もののことで、
  文字通り羊羹は羊の肉が入ったスープだった。
  (中略。中国から)伝わった当初から、日本では
  肉は使われなかったようだ。豆の粉や小麦粉、
  葛粉などで形を作って蒸したものを肉に見立て、
  汁に入れたという。のちに汁の中身だけが独立し、
  これが蒸し羊羹になったというのだ。


うははは。
羊もなければ熱くもなければ汁もない…
よくこの字のままで生き抜いてきたものだ。



もいっこ、和菓子編より。


  加賀地方では、正月に「ふ」がつくものを
  七種食べると福が舞い込むと言われ(以下略)


「ふ」ってやっぱり頭につくんだろうなあ。
この本で挙げられている ふっとく=福徳せんべいのほかに


麩、フルーツポンチ、フルーツグラノーラ、風船ガム、笛ガム、…


ちゃんとしたものがなにひとつ思い浮かばない…。
(なにひとつは言いすぎでした)
ものそくはずかしい。が、


正月に食べる「ふ」のつくものって何んだ???


!


鮒ずしとか、鮒のお吸い物とか、鮒のフリッターとか、
鮒のバリエーションでかためるのにちがいない。


古漬け にならって「古○○」で揃える手もあるな。