ねこと めが あうこと

友人が「ぜひ！」と言ってたドラマ「Mother」。
第一話の再放送を録画で。
虐待を受けていた子の「好きなものノート」に
並ぶ文言が すばらしすぎる。

　　　まわる いす　
　　　まがってる さかみち
　　　おふろばで でるこえ　
　　　ねこと めが あうこと
　　　すず（※ハムスターの名）が ひまわりのたね たべるところ
　　　ゆきを ふんずける おと
　　　よるの そらの くも
　　　クリームソーダ
　　　かさの ひらく おと
　　　クレヨンの しろ
　　　えんとつの はしご
　　　ワックスがけの ひ
　　　ころもがえ
　　　みかんゼリーに うかんでる みかん
　　　あめがふった うちの におい
　　　じてんしゃの うしろの せき
　　　みみかき
　　　つめきり
　　　(※髪の)ふたつむすび
　　　よしよしされること
　　　ぎゅっ　とされること
　　　せっけんのコマーシャルのおかあさん

これが、母親の愛人にひどいことをされ、
母に逆上されるシーンにかぶさるのだ。

ねこと めが あうこと…。
えんとつの はしご…。
よしよしされること…。

そのちいさな好きなものの繊細さに。
ちいさな好きなものにしがみつかずにはいられない切実さに。
母への愛に。

ぬがー!!　　

※※
■「『観察する』『見守る』は無方針と同じ。(以下略)」
(鈴鹿の児童虐待事件に寄せて。「日本子どもの虐待防止
　民間ネットワーク」の岩城正光理事長が。アサヒドットコムで)