大事な封筒

本多劇場伊東四朗三宅裕司沢口靖子コントライブ
契約書の入った封筒を


  大事な封筒だからね


と渡された秘書・沢口靖子
社長と取り引き先を訪れ、契約をかわそうとするが
封筒に契約書が入っていない。
沢口靖子答えて


  大事な封筒とお聞きしましたので、
  傷むといけないので
  中味をだしておきました。





わはははは。



沢口靖子が上等なコメディエンヌなのは
金鳥のCFで誰もが知っていたけれど、
それをまとめて見る機会がなかった。
これから巻きでどんどんやってほしいなあ。



コントとコントの間を、
“次のコントのための着替え”をしながら、
今やったコントについて話したり、
きょう新聞で読んだニュースについて話すコーナーでつなぐ。
これが楽しかった。


CDが登場したとき驚きませんでした、と三宅にふられた伊東。
立川談志が当時うまいことを言ってね、


  「レコードとちがってCDには裏面がない。
   A面B面もない」
  「だって“CD”ですから」って


ほおお、と、会場に感嘆のどよめき。
半分は話の内容そのものに。
半分は伊東四朗のこうしたときの反射スピードと、語り口の見事さに。
伊東四朗72歳。