金曜日にできないサービスはするな

大掃除をしかけたらでてきた講談社MOOK「最高のサービス」。
そうそうこれこれ。おお、おお、いいながら読んでて
見つからなくなっちゃってたのだ。


カフェやらバーを展開する新川義弘は、若き日ニューヨークで、
訪れたレストランの活気ある雰囲気に飲まれカチカチになっていた。すると、


  スーッと近寄ってきたサーバーが、僕の肩を揉みながら
 『ハーイ』って声をかけてくれました。僕は、もうその時点でメロメロでしたね。
  その後に『何をしたいの』と言われました。『何を食べたいの?』ではなく
 『何をしたいの?』です。
  (中略)
  すっかりリラックスして食事を楽しんだ帰り道に『このサービスってどう思う?
  俺たちこういうサービスマンになりたいよな。ニューヨークに来てよかったな』って
  男2人して泣きました。



じわーん…。


表題の「金曜日にできないサービスをするな」の具体例。
あるお好み焼き屋に平日行くと、笑顔・冷えたビール・つまみなど、最高だったが、
金曜に予約して皆でいくとバタバタで、最悪だったという。
で、この挿話が含むサービスの本質とは、


  一度受けたサービスは「当たり前」であり、その質が少しでも下がれば、
  それはお客様にとっては不快であり、お店にはマイナスにしかならない。


ということだ。うん、うん。


ゆうべの「すべらない話」で、さまぁーず大竹が。
セルフの店でアイスコーヒーとカレーの食券を買ったら、
おばちゃんがにこにこコーヒーに砂糖までいれて運んできてくれた。が、
カレーも持ってきてくれるんですよね、となにげに聞いたら
おばちゃんの顔色がさっとかわり、
いいえ、うちセルフですから、みたいに言われたという。


おばちゃん、一回したサービスは続けなきゃ。