がんばってください…優勝かも!!

きのうのM-1。審査員に上沼恵美子登場で会場にざわめきが起こる。
紳助、松本、上沼、ラサール、巨人、大竹まこと、カウス。
おお。なんて完璧な布陣だろう。
巨人orカウスの代わりに
ポイズンガールバンドみたいなのを評価してくれるひと(小林賢太郎とか?)が
もう一枚あるとバランスよさそうだけど。


その上沼恵美子、モンスターぶりを発揮し、
しっかり審査しながら笑いもとっていく。
ザブングルには、ファンになりましたといったのにかぶせ、


  がんばってください…優勝かも!!!


とまだ番組前半だというのに無理目な期待を寄せるし。
ハリセンボンについては


  女性同士の漫才というのはネタが限られるんですよね。
  ちょっともすればガラが悪くなる。笑えない。お客さんがうつむいてしまう…。
  それが全くない。ものすごく品があって、見やすくって、うまくって
  完璧だと思います。
  ただ女同士は、恋をすると面白くなくなります。


会場をほお、と感心させたあと、


  …(ふたりには)そんな心配ないと思います。


どっかーん。だもの。
松本がちょっとひきずられて微妙な笑いをとりにいく、
くらいの磁場が生まれてた。


その上沼の一発目の自己紹介


  (初めての審査員にあたり)
  化粧は精一杯してきたんですけれど。


に、司会の今田がいった


  それはもう伝わっております


も一気に会場があたたまって楽しかったなあ。


※※
今田は、こういう司会の時、
きっちり出場者の味方になって、かつ、
そのスタンスで笑いをとっていくことにぐっとくる。


敗者復活からあがってきたサンドウィッチマンが高評価で決勝に進出をきめる。
が、そこにかけるネタがない、といいだしたときの会話。


  紳助 もう一本(今のレベルのネタが)あったら優勝だけど、絶対ないと思うわ
 サンド そうです
  今田 そうですちゃうやろ。あるやん!
 サンド ないです。本当にないです!
  今田 あったやん! 俺見たもん!準決勝でやったやつやん!


わはは。
先週の「爆笑レッドカーペット」で、
世界のナベアツが、
“3の倍数と3のつく数字のときだけアホになる”奇跡のネタをやったあとの
審査員の茂木健一郎とのやりとりも素敵だった。


  今田 バカのランキングが変わりました。
     今あいつ(ナベアツ)が1位ですよ。
     …茂木さん、いかがでしょう?
  茂木 ほんとにバカだね!
     30台(の数字)がさ、(全部)バカでいったじゃん。
     あれは感動した!
     バカっていうより、やっぱ計算してるんだよね
  今田 もちろん。(一瞬息をのんで)…当たり前じゃ!
     みんな計算しとるわ!
     根はエエ子ばっかりや みんな


ちょっと涙腺を刺激されたのだった。