sasaeru文庫

成美堂出版がこの9月に創刊した文庫の名前。
あなたの人生を 支える 文庫ですよ、ということだろうけど、
この、“ローマ字表記感”がなあ。
(といいつつ、全部の文字が“上にも下にも飛び出てない”ひかえめさが 実はかなり好き)


※※
えーと。おいらが思う、
“ローマ字表記感まるだし”のアルファベットの並び、
というやつを書き出してみる。
特に小文字の場合で、なのだが、


1. 子音字・母音字・子音字・母音字…の規則正しい順番が延々と続く
  (ざっくり8文字以上つづくと、きつい)
2. 「y」「j」「g」など、“下に長く飛び出た”子音字が、ない。
3. 「r」で始まらない。 理由: ラ行始まりは洋風感がちょい出る。
4. 「z」が使われていない。 理由: z、かっこいいんだもん。子どもの理由か。
5. 「i」が使われていない。
   理由: 母音字の中では「i」は音もシャープだし、
     “面積をとらない”ことが見た目の“母音感”をちょい減殺する。
6. ん「n」で終わらない。「n」は唯一の子音字終わりの(ローマ字)音だ!!


といったところ。不幸にも
この条件に唯一当てはまってしまう山手線の駅が


高田馬場 Takadanobaba  (12文字連続…)


で。電車の中からホームの駅名プレートが目に入ると、
あーあ、と思ったものだった。



池袋 Ikebukuro


も、かなりのものだが、
母音「i」始まりがちょっと救いになっている。


※※
ローマ字にしたとき
山手線でいちばんかっこいいのはやっぱり


Tokyo かなあ


Ueno の、4分の3が母音なのも意表をついて好きだけど。


※※
さっき本屋で見た雑誌「kraso」は、
おそらく「暮らそ」で、
「ku」の「u」を落として
ローマ字ぽさを軽減していた。


この「ウ段」の「u」抜き表記は、
ローマ字表記感を避ける
基本中の基本ワザだ。
「u」はどんどん発音しなくなってるしの。