死んでゆく人と向きあうのは
吉田秋生の「海街diary1 蝉時雨のやむ頃」。
現実を受け入れられず 父の看病をしきれなかっただろう 父の後妻に対して
それでもしっかりと「父を看取ってくださってありがとう」と感謝した「さち姉」。
看護婦でもある彼女は言う。
死んでゆく人と向きあうのは
とてもエネルギーのいることなの
許容量が小さいからって
それを責めるのはやっぱり酷なのよ
うーん。お、大人だ…。
※※
「海街diary」は、“異能の者の出てこない”家族の絆の物語で、
BANANA FISHラインのも面白いのだけど、
ううっ、おら、こういうのずっと待ってただ。
表題作の「蝉時雨のやむ頃」には、いきなし泣かされました。