高層難民
新潮新書のタイトル(渡辺実・著)。
大都市に大地震が起こったときに発生する「震災難民」とは、
「高層難民」「帰宅難民」「避難所難民」をあわせたもの。
で、この新書ではその高層・帰宅・避難所3つの難民について説明しているのだから、
上位概念の「震災難民」をタイトルにするのがホントだが、著者によると、
特に「(高層マンションに取り残される)高層難民」については、これまで行政や防災関係者が
その現実から目を背けていた感があり、あえて本書のタイトルにしました。
とのこと(防災リスクマネジメントWebより)。
意地悪な感じ方ですまないが、「高等遊民」との連想も働くため、
“いい目を見ているひとたちが一転…”のニュアンスが
醸しだされているタイトルだと思った。
(じっさいそれを狙っていたのなら凄い、だが、もしそうであっても
口が裂けてもYESというはずもなく…)