象は鼻が長い

1960年発売の、三木章の文法論のタイトル。
「は」も「が」も主語ではないと説いてゆく、主語否定論の
象徴として掲げられたのが、この
象は鼻が長い だ。47年前に!このタイトルで!文法書を!!


※※
「主語を抹殺した男 評伝三木章」を読む。
評伝としても、三木文法の入門書としても、秀逸。
ちなみにこの「象は」の「は」は


  英語であれば「As for〜」あるいは「Concerning〜」などにあたる
  主文の外に立つ表現で、それは主語などではない。


という。おおっ!!
この一文にあたった瞬間、むかし
「は」と「が」の違いがわからなかったもやもやの
半分くらいがすっと晴れた。気がした。


ドリトル先生のドリトルは Do little