学校ってのは、ちゃんと通えばキラキラしたものが見つかるんだ。

と、「マイ・ボス マイ・ヒーロー」の榊真喜男(長瀬智也)。
なんとか学校に通いとおしたおバカで純真な28歳の若頭、が、舎弟に語る。
「ちゃんと」の効きもいいし、「キラキラ」の選択もいい。
こういう“中の上”ポジションの台詞に
脚本家のキャラへの愛と力量が出るのかも、と思った。


それにしても。最終回の、とくに最初の30分は素晴らしかった。
同級生を守るために、同級生にもっとも見られたくない姿を見せる、
胸を締め付けられる暴力シーン。
面会に来た年下の担任教師への感情のぶちまけ。
留置場での眠れぬ夜の咆哮…。
号泣さすにもほどがある、ちゅうねん。長瀬智也、もうーかんべんしてくれ。