すっごく喧嘩してるのに、

ザ・ギースの、えーと、6年前のライブビデオ。
2羽の鳥が、人間てバカだよねー、と話している。
鳥が目撃した、電車内でのできごと。


  「おじさんと若者なんだけど、
   足を踏んだ踏まないでもめてさぁ、
   すっごく喧嘩してるのに、
   おんなじ方向へ向かってるの」
  「おんなじ電車乗ってるからねー」
  「バカだねー」


「おんなじ方向へ向かう」ことの
詩的な意味と物理的な意味がぶつかって、
ああ、たーのしー。


そうか。
舞台に6段ほどの「大人の階段」が設置されていて、
一段上るたびに声変わりしたり性に目覚めたりする
ギースの大傑作ネタも、発想は同じなわけだな。