風も葛西選手にメダルを獲らせたかったのだとも思う。

ソチ五輪。葛西選手のラージヒル銀メダルに寄せた
船木の一文を中華屋のスポニチで読む。
一本目と二本目に、まったく同じ強さの向かい風が吹いていたことにふれて、


  風も葛西選手にメダルを獲らせたかったのだとも思う。


おおううう。
ジャンプ選手ならではの気づき。
長野五輪団体では葛西に代わって選手に選ばれたという因縁。
その時に手を滑り落ちたものを求めて41歳になってもなお飛び続けた男への敬意。
に、ほどよい大人の抑制の加わった言い回し。


「風も」のこの「も」がのう。


おれ、麻婆定食に顔をつっこんで泣きみそる。