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昨年5月16日オンエアのディープピープル「バレーボール・セッター」の回。
女子バレーの眞鍋監督が取り組んでいるリアルタイムな情報戦略、
その名もIDバレーの様子を紹介。
試合中、専任のデータマンがボールの動きを時々刻々と端末に、例えば


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のように入力し続けるのだという。
ちなみにこの文字列は、


  相手の12番がジャンピングフローターサーブを6から6のゾーンに打って、
  日本の1番がサーブレシーブするがマイナスの評価のCパスになって、
  それを日本の12番がレフトからのオープントスをゾーン7の方向に打ったのを
  相手の2番がディグ(レシーブ)をはじいて得点した


を表しているそうだ。ひゃー!!
で、こうして集積したデータが、誰の決定率がどーだみたいに解析されて
即時監督の手元の端末に届き、その解析をもとに監督が指示をだすと。


もちろんそういうことをする権利は相手チームにも与えられているのだろうけど、
主催国の権限をフル活用してのちょっとやりたいほうだいな感はある。



その眞鍋監督は、しかし最後にこう言い切る。


  最後はやっぱりスポーツはね、「勝ちたい」なんかじゃ勝てないと思うよ。
 「絶対に勝つ」って思わないと。
  当然数字(=データ)は大事よ。ある程度情報は大事だけれども最後はやっぱり
  火事場の馬鹿力じゃないけども、最後は結束力とか信頼関係とか  
  それが一番大事かなと思うんですけどね。


うむ。
バランスいいなあ。
11月のW杯で五輪出場権の獲得は逃すものの4位の好成績はダテじゃないのだ。