お前ら、きたねえよ!
博品館劇場でカンニング竹山の「放送禁止2011」初日。
NHK教育「きらっといきる」の月イチ障害者バラエティ「バリバラ」に出演したときの話。
昨年末、特番にゲスト出演し、障害者たちによるお笑いコンテストを審査。
その名も「脳性マヒブラザーズ」が自らの障害をネタに大爆笑をさらったあと、
カンニング竹山、コメントを求められ、
「お前ら、きたねえよ!」
とキレるとスタジオが爆笑になったという。
いや「という」ではなく、このシーンはっきりと覚えてる。おれ。
このコメントを番組プロデューサーに、
“どんな発言をしたら障害者が傷つくのかはわからない。しかしあなたの
投げたあの一言は、2時間の番組の中で最高のインコースの直球だった”(※超うろ記憶)と
褒められたのだという。しかし、
竹山がかのひと言をいうのは 一瞬ものすごく怖かったろうなあ。
※
もいっこ、「バリバラ」の収録時の話。
竹山がスタジオに入っていったとき小さくつまづいたら、
障害者のかたでいっぱいの観覧席から
「竹山、障害者だ!」
とヤジが飛び、笑いが起こったそうな。
そのとき竹山観覧席に向かって
「障害者はお前らじゃ!!!」
その観覧席が、どかーーーん。
竹山の振り切りようと、その思い切った言葉に爆笑する、
なんというか、表現がむつかしいな、
かれらの健康的な心のありように、目じりからなんかが垂れた。
竹山は、障害者界の毒蝮三太夫になったのかもしれない。
※
■ODAZUNA (おだづなー)仙台の障害者プロレス団体の名
方言で「調子にのるな」の意。これ好き。
■マスク・ド・うつ 障害者プロレスラーの名