ここに子どもを来させている限りは

「福島 原発と人びと」。
ある高校の校庭使用の説明会での様子。
ひとりの父兄が「本当に大丈夫ですか」と質問した時に、他の父兄が


  「(前略)その質問を遮って立ち上がって、「そんなに心配だったら、
  学校をやめるべきだし、ここにいるからには、学校の方針を受け入れて、
  そんな質問をするべきではない」と言ったの。そしたら、「わーっ」って
  拍手が起きたんですって。(中略)ここに子どもを来させている限りは
  文句を言うなっていう空気があるんです」


かの地では、なお、ひとびとは
ふたつに引き裂かれて続けているのだろう。
そして、すべての土地で、ぼくたちも−−−。