他のお母さんは誰も持ってきませんよ

AERA110627。「放射能と闘う母」たちのレポート。
保育園の担任に水筒を持参したいと申し出ると


  「他のお母さんは誰も持ってきませんよ」


と拒否されたという。
この主張は、あれだ、
「みんなもってるからおもちゃを買って」とねだる子供と同じだ。
ちがうのは、発言側の立場が強く、
「みんなって誰」「ダメなものはダメ」と押しきれないこと。
でもってこの発言「他のお母さんは誰も持ってきませんよ」は、
けして嘘にはなっていなくて、
“最初のひとり”の許可さえ出さなければ、
同調圧力の睨みを延々ときかせられるぶん、タチが悪い。



周囲の理解が得られない中、
子供の食に心を砕き、周りに気兼ねし、夫を説得するのに疲れ、
それでもひとり闘うお母ちゃんたち。がんばれ。がんばれ。