ポラーノ市、グスコープドリ市、

きょうの日経夕刊、池内紀のコラム。
震災の復興について、私の夢想だが、として
東北人・宮澤賢治の知恵を借りてはどうだろうという。
行政の統合により誕生する新しい町には、ゆかりの名前をいただいて--


  ポラーノ市、グスコープドリ市、セロひきゴーシュ市、
  風の又三郎町。復興記念のお祭りは「ビジテリアン大祭」で、
  新しい交通として「銀河鉄道会社」が発足する……。
   現実が厳しいのだから、なおのこと夢をふくらまそう。
  イーハトヴの町々にはきっと海に面して大きな公園があり、
  そこには賢治さんが設計図をのこした花時計が、
  よみがえった時を刻んでいる。


ああ。
うつくしいなあ。
(「いわて銀河鉄道」がすでにあったりするけれど、
 それはこのさいアレなのだ)
復興会議は、内館牧子女史のとなりにぜひ池内氏を招聘を。




ぐっときたので池内紀の本をなにか一冊と思い検索して、おどろく。
こ、こんなにたくさん…。…選べない。


選べないけれど、
タイトルのよさと読みやすそーな感じで


  二列目の人生 隠れた異才たち


をポチっと買う。
「二列目」の言葉のチョイスが素敵。


※※
■セルフ・ネグレクト= 食事や医療をこばむなど、生きる営みを
           自ら放棄する行為のこと
           (ビッグイシュー雨宮処凛のコラムで知る)