長崎式結婚

北千住で「蝶々さん」。
明治期、海外から来た兵士などが、
女を買う抜け道として、日本にいる期間だけ結婚するという


  長崎式結婚


が行われていた、という。


ふと、あめゆきさん や じゃぱゆきさん の、
正確な意味が気にかかる。
検索。


あめゆきさん の前に からゆきさん がまずあって


  からゆきさん(唐行きさん) 19世紀後半に、東アジア・東南アジアに渡って、
娼婦として働いた日本人女性のこと。(ウィキ)


この言葉をベースに、作家の山崎朋子が、アメリカの娼館に流されていった女性を
描くときに作った言葉が


  あめゆきさん(アメ(リカ)行きさん)


そして、このふたつの言葉の流れを受けて生まれたのが


  じゃぱゆきさん  1970年代後半から急激に増えた、日本に出稼ぎに来る
           東南アジア人女性のことを指して呼んだ語である。
           この言葉は1983年に流行語になった。(ウィキ)



「あめゆきさん」の、「雨・雪」の言霊を借りた、
流れて消えるはかなげなイメージが、痛い。



「蝶々さん」。
背景に傾斜10度弱の線を一本ひっぱっただけで
“坂の町・長崎”と、蝶々さんの人生の傾斜を表現。ううむう。