どぜう

「魚心あれば食べ心(鰭の巻)」(2004)をめくる。
浅草にあるドジョウ料理の店の看板やのれんに


  どぜう


とあるが、
本来の旧かなづかいでは


  どぢやう


が正しく。
四文字を嫌って、縁起のいい三文字にしようと
どぜう と記したのが始まりという。
ほんに、見た目の印象がまったくちがうなあ。
どぢやう じゃ泥臭くて くねくねしすぎよね。



それにしてもこの「鰭の巻」「鰓の巻」とか、
「ぬくぬく」の「日だまり編」「うたた寝編」とか
「霊感工務店リペア」の「異の巻」「妖の巻」とか、
何巻目の本かわからない目印つけるのやめてくれないかしら。
棚にぽつんと3冊目のだけささっていたときに、
1話読み切りだからどこから読んでもいいんですよ、な
微妙な効果があるのかもしれないが、
そのマンガのファンに対して失礼よねー。
今はシュリンクかかってて中味が確認できないんだし。