「書きかけじゃん!」

現代美術家会田誠のエッセイ集「カリコリせんとや生まれけむ」。
中国の簡略体文字にひとこと。


  厂とか○(「産」の字の「生」を抜いた字)とか見ると
 「書きかけじゃん!」とついツッコミたくなる。


わはは。
しかし ここで止めずに もうひとこと。


  書き文字を芸術に昇華したした書道の国の人々は、
  あのアンバランスな形にどうして耐えられるんだろう。


うん、うん。
ハングルといいこの簡略体文字といい、
よく振り切るなあと思う。が、まあ
日本だってちょっとまちがえば すべての文を
ローマ字表記にしかねなかったわけだし、
カタカナの振り切りかたもそーとーよね。



「カリコリせんとや〜」。
帯によしもとばななが寄せた推薦文


  作品も含めて生きてること全部に『こういうふうにだけはなりたくね〜な〜』
  という感じで筋が通っていて、ほれぼれしちゃう


のとおり、
露悪的で、自分の知性への自信を下敷きにしての自己卑下など、
んもう、鼻もちならないとこ多々あれど、ほんと、ほれぼれしちゃう。
GW中、展覧会いってこようかしら。