ママ、チェックー!!
「IPPONグランプリ春の陣」。
設楽、有野、若林ら、参加者の回答もさることながら、
フリップ大喜利をスペシャルなコンテンツに高める
細やかなしくみの積み重ねに感心する。
回答を評価するのは“そのブロックに参加していない他の芸人”という仕組み。
・回答がスベッたときのフォロー = 評価ボタンを押せないので
全員で両手をボタンから離し、あきれるように広げるetc…。
・弱い回答をあえて評価してあげて、その回答者を乗せたり、
逆に厳しい評価になってしまったあと、次の回答時にバランスをとったり。
“芸人”の芸って、こういう部分にもあるのだなあ。
(この、他の参加者が評価するシステムにはデメリットもあるけれど)
主宰の松本人志は対戦が行われているスタジオにおらず、
別室で“リアルタイムのオーディオコメンタリー”式に参加、という仕組み。
回答のよさがどこにあるか、どういう心理戦が行われているかが
エンターテイメントとして楽しめて、二重にトクした気分。
回答の評価時、一本=満点に向かって得点が加わるに従って、
回答者の顔が周辺からシャッターのように隠されてゆき、
顔ぜんたい → 目鼻口だけ → 目だけになり → 全部閉じたら一本!!という仕組み。
「あと一点で一本なのに!!」の緊張感(これを目が表す表す)と
逆にまったく点が入らないときにずーっと映される“さらし者”感。
いやー、よくできてるなあ。
※
問題「踊る大捜査線3」での青島刑事の名セリフとは? へのホリケンの回答。
飲み屋で、
ママ、チェックー!!
に、吹き出す。
ひどいんだもん。
あー、おもしろかった。