「オモチャ」という言葉は絶対使わない

「定本 コロコロ爆伝!!1977-2009」。


  年齢層を上げるのは簡単なんですよ。
  また、おうおうにして上がっていくものです。
  それを抑えるには努力と工夫がいる。
       (3代目編集長の平山氏) 

その確固たる立ち位置で、30年超にわたって
小学男子を熱狂させているコロコロコミック
関係者一同が熱く語る。


使う言葉や文字の話も興味深く。
RCカー、ミニ四駆をコロコロとともに仕掛けたタミヤの前田氏の証言。


  オモチャをただのオモチャで終わらせない、
  というスタイルを作ったのが『コロコロ』なんですね。
  「オモチャ」という言葉は絶対使わないという
  編集部の姿勢もありましたし。


コロコロが紹介するのはオモチャではなくホビーだったのだ。


ビックリマンの担当ライター窪内氏の言。


  それと大事なのはキャッチコピー。読んだ時の響きと、
  見た目の漢字とカタカナのバランスをすごく考えますね。
  (中略)「ゴ」とか「セ」とかの、とんがってるカタカナと、
  「超」とか「爆」とかの、少し難しい漢字がバランスよく
  入っていると「良い感じだな」って。


とんがってるカタカナ。なるほどー。