実は誰もが寄る辺ない
「るくるく(10)」は最終巻。
自分が誰かを知ろうとする主人公を、骨董屋が諭す。
人間には無意識のうちに目をそらしいてる領域がある
実は誰もが寄る辺ない事に気付きたくなくて
それをごまかすために何かを成そうとするんだよ
おおお。
ゆうべの「任侠ヘルパー」をふと思う。
血がつながらないからこそ絆を大切にするヤクザたち。
血がつながっている家族だからこその孤の深さ。
あの熱い物語の根底にはひとの 寄る辺なさ が ずず黒く横たわっている。
※
もう一冊 あさりよしとおがらみの本をいま読んでて、
そこにあった あさり氏のプロフィール。
代表作として真っ先に挙げられていたのが
学研の小学生向けの科学まんがシリーズ
わははは。
当該の本が宇宙科学ものとはいえ、
講談社の「るくるく」「ワッハマン」よりも、
「宇宙家族カールビンソン」よりも、「まんがサイエンス」とは!
ほんとにしたくてしてる仕事感がまるだしで、すばらしー!