シーーーン

静まりかえった“無音“の状態を


  シーーーン


という擬音で表現するとは なんと日本人の感性は豊かであることか、なコラムを
どこかで読んだことがあるけれど。


ゆうべのNHK解体新ショー」で
まったく音のない空間で“何が聞こえるか”という実験をしていて、
被験者10人?全員が
  シーン キーン ピーン ツー
などの音が聞こえたという。


これは、音が聞こえるのではく、耳から音がでている--
耳の中で、ダンス細胞(正式名は外有毛細胞)が動いて音を立てているのだ、と
東北大の和田仁(ひとし)教授。


ほえええ。
むろん、これで擬音表現の豊かさに傷がついたとかではまったくないけれど、
(逆に、耳の中の“シーン”音を聞く繊細な体感と 表現の正確さを誇るべきでしょう)
いや、そうでしたか!!


ダンス細胞は
・1秒間に約2万回(!!!)伸び縮みする
・耳の中に約1万個並んでいる
・小さい音を増幅するアンプの役目をしている
・一度壊れたら2度と再生しない


あー、おもしろかった。