「日本人の好きな言葉」から「努力」が消えた

著作権情報誌「くれあとーれ」で仲代達矢が、


  この間テレビを見ていましたら、
  「日本人の好きな言葉」から「努力」が消えたそうなんです。


と言っていた。
ソースは おそらくNHK放送文化研究所の世論調査で、
詳しくは本を買わねばわからないが、

  一位 ありがとう  二位 思いやり …

で二十五年前にベストテンに入っていた「努力」や「根性」が
じっさい 大きく順位を落としたようだ。しらなんだ。


「ほぼ日」の明石家さんまインタビュー本日更新分にも


  さんま 辞書から消したほうがいいようなことばが
      たくさんありますよね。
     「苦労」なんて消したほうがいいし、
     「努力」っていうのも消したいし、(後略)


なんてあるし。


うーん。
たしかにそういう時代の気分は感じるけれども。
じつは「努力」「根性」の言葉にくっついた 予科練臭(なんだそりゃ)が敬遠されただけで


  がんばる 気合い あきらめない


などのニュアンスちがいのバリエーション語をふくめると
意外に変わってないね、ということに……までは、ならないか。




※※
■フランス語に訳せない言葉の中で、フランス人に受け入れ難いものが
 「仕方がない」ではないかしら。
■(フランス人は)「C'est la vie」(セラヴィ=人生とはこんなものさ)という
  あきらめの言葉は、トライしてから最後に口にします。
 (以上、きのうの朝日夕刊 フランス人国際ジャーナリスト、ドラ・トーザンのコラムより)


■(公園のベンチで)パソコンいじってただけなのに
 何をはき違えたのか、知らない子が
 私に認められようとカンフーアクションを展開してくる
        (大ハシ正ヤ「もう俺、ハエに聞くわ)

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