蜘蛛。胡桃。文章博士。得業生。皇太后宮権大夫。

酒井順子枕草子REMIX」を、トイレで2-4ページずーつ読んで読み終える。
地の文は楽しいけど古語がちょっとでてくると すうぐ疲れてまあいいか、な
気持ちになるので、トイレにぴったりだった(他意はない)。もとい。
枕草子の百四十七段は

  見るに ことなること なきものの、文字に書きて ことごとしき
  (見れば大したことないが、文字にすると大仰な感じがする)もの。

で(カッコ内の訳は酒井順子)。
清少納言が挙げているのが

  蜘蛛。胡桃。文章博士(もんじょうはかせ)。得業生(とくごふのしやう)。
  皇太后宮権大夫(くわうたいこうぐうのごんのだいぶ)。

なのだそうだ。これを読んだとき、
あとがきで酒井氏が書いてる
  「あっ、過去の人も、私と同じような人間なのだ」ということがストンと、
   実感して理解できたのです。
という感覚が、おいらにも訪れました。ありがとう。