知らぬわけではありんせん

録画していたNHK SONGS「石川さゆり 椎名林檎を歌う」の回を
観て、「暗夜の心中立て」に鷲づかまれる。
か、か、かっこいい…。
情念演歌の極北「天城越え」。その凄みを塗り替える歌を世に問うたのが、
よもや、えーと、2、28年後(!!!)の石川さゆり自身とは…。


  世間(ひと)がわちきを嘲笑(わら)うのを
  知らぬわけではありんせん


その声の艶とドス。
「わちき」「ありんせん」「おくんなんし」。
花魁ことばの鮮烈と、その抑揚を生かした節と発声。
いや、びっくりした。
番組中、この歌で事件を起こしたいですね、と
石川さゆり椎名林檎に呼びかけていたけれど、
これは売れなきゃいかん!


2週間後、この曲をふくめ椎名林檎詞曲の3作、さらに
御徒町凧森山直太朗による2作(1作のタイトルが「永久にFOREVER」   うう、気になる)
などなどを収録したアルバムがでるのね。
買う。すぐ買う。ぜったい買う。


買おう買おうと思ってずっと買わずにいた
石川さゆり 吉岡治を歌う」もこのさいと思うが、
ううん、聞くとぜったい痛飲しちゅうだろうし、、ど、どうしよう。


※※
■「加減をしらない」と言われるような責め方が、
 なんだかあちこちに見受けられる。(ほぼ日「今日のダーリン」)
■(前略)今の多くの日本人にとって「正義」とは、「見ず知らずの
他人を吊し上げてストレス発散するための大義名分」だったのね。
                     (きっこの2日くらいまえ?のツイート)
ん。んん。